借入を利用した方が、利益率が高くなる。という話、覚えていますか?
(<不動産投資は借入するより、現金の方が儲かる?>の記事を参照ください)
今回はその続きで、もう一つのメリットについてです。
一定の期限が到来するまで弁済(支払い)をしなくてもよい、という債務者の利益のこと。
つまり、お金の返済は期日までにすれば良い、という事。
このロジックを理解し、投資を実践した場合、資産形成が飛躍的に早まり、その効果は絶大です。
例題で見ていきましょう。
Aさん:現金投資派
500万円で物件を現金購入、購入諸経費50万円 年5%の手残り
5年間の手残り収支の合計 125万円
5年後に500万円で売却 売却手残り 500万円 合計625万円
Bさん:借入レバレッジ投資派
500万円で物件をフルローン購入 購入諸経費50万円 年1%の手残り
5年間の手残り収支の合計 25万円
5年後に500万円で売却 売却手残り 130万円 合計155万円
※A,Bとも、かなり数値をはしょりましたが、原理は同じです。
仮に、Aさん、Bさんともに手持ち金が550万円しかなかった場合
現金派のAさんは、物件一つの購入で、5年後に売却し、625万円のお金が返ってくるのを待たねば、次の投資に行けません。
5年後の推定利益は625万円となります。
いっぽう、借入レバレッジ派のBさんは、理屈で言えば、同じような案件なら、50万円の頭金で、さらに借入が可能であれば、550万円÷50万円=合計11件に投資出来る事となります。
仮にBさんが、11件・50万円ずつ資金投下して11案件の投資を行ったとします。
5年後、全物件のリターンの平均が155万円としたら、155万円×11件=1705万円となります。
Aさんと同じ550万円の資金を投資しても、1705万円のリターンがあるとなると、Aさんの約3倍弱儲けた事になるのです。
投下資金利回りも1705万−投下資金の550万円=1155万円
年当たり 1155万円÷5年=231万円となり
231万円÷550万円=42%とかなりの投下資本利回りとなります。
その投資効果は抜群! ということがおわかり頂けましたか?
このような投資の事を、レバレッジ投資と言ったりします。
融資をうまく利用して効率よく投資する事を、考えてみてはいかがでしょうか?